世界全部の国の人を描いてみるプ…
月光荘の8B鉛筆で猫を描く動画をアップしてみました。
月光荘の8B鉛筆を久しぶりに使いまして、ファッション、映画、とあれこれ描いていたら
やはり描き出してしまった、猫!ネコ!ねこ!。
猫のイラストを描くのはライフワーク
こんな風に、気軽にクラフトペーパーに猫を描くのは
猫との暮らしも、もう20年になるので、無意識で手が動いちゃいます。
先代のロシアンブルーのカップル(・・のつもりで飼っていたのですが、どうやら夫婦というより、兄弟愛に近かったらしいです)
と18年暮らし、今の黒猫の親子は、まだ1年ちょっと。
もう猫がいない暮らしなんて考えられないくらい、深く猫と関わる人生になりました。
猫のイラストなんてもうどのくらい描いたのか覚えていませんが
いつも私のそばには鉛筆と猫と共に、大好きな音楽や香りがあります。
ファッションイラストを描く時は、気分やテンションは尖ったり、シャープになりますが
その合間に少し猫を描くと、すっと気分がリセットされたり、と常にニュートラルに戻してくれる大事なアクション。
月光荘の8B鉛筆の描きやすさはもはや愛
初めて月光荘というお店を知ったのは、若い頃ではありませんでした。
美大や美術系の学校に行ってない私は、特別画材を深く掘り下げたり、知る機会も少なかったですし
そもそもこの世にはまだ私の知らない画材や材料がほとんどだと思います。
しかし、何かの機会でこの小さな可愛いお店の鉛筆のことを知り、実際に訪れたのはそれでもかなり昔になりますが。
他にも太い鉛筆や画材は色々使いましたが、ただ太いだけじゃないこの月光荘の8B鉛筆で最初試し書きをした時は
すごい衝撃でした! なんでしょう・・・もはや愛を感じるこの滑らかさ。。
私はどちらかというと、ちょっと紙に引っかかる鉛筆との組み合わせの方がドローイングしやすい人です。
いつかNHKの「浦沢直樹の漫勉」という番組で、浦沢さんが「コピー用紙に鉛筆が描きやすいんですよ〜。あの引っ掛かり感が僕には大事」と
おっしゃっていて、そうそう!!引っ掛かりたいよね〜〜、と即同意。
しかしこの鉛筆に引っかかり感はまるでない。滑らかに尽きる。
普段ならスルスル滑っちゃうような鉛筆は好きではないのに、この月光荘鉛筆だけは別物です。
理由は分かりませんが、紙がどんな紙でも本当に描きやすいのです。太さ・・ではなく柔らかさが特別なのかな?
この鉛筆ならでは、の滑らかに紙の上を滑っていく感触は
猫を大量に生み出してくれます。
動物のイラストを描くのと、ファッションイラストは同じ
猫の他にも動物を描くのは好きです。(こちらは絵の具で描いた動物達)
動物を描くのにも、動物ならではのフォルムや一番綺麗に見えるポーズみたいなものがあるのは
ファッションイラストを描くのとあまり変わらないです。
ゾウだったら この角度、猿だったらこのライン、と私の中では、黒のロングドレスをきているモデルさんを描く時と
同じ目線で、そのラインを切り取ります。
今進行している企画「Faces of the globe」とのコンセプトとも同じですが、
どの世界にも、エリアにも、生態にも、それぞれの形があって、それは私という一人の人間が
この国に住んでちょっとGoogleで調べて出てきた画像くらいじゃ想像もつかない大きなワールドがあって
国でも、人でも、動物でも リスペクトする暮らしが成立しているわけです。
全ての世界を、世界観を表現しきれずに今生を終わるのだと思いますが
生きている限り、私というフィルターを通して鉛筆や筆や、紙や何かでまだ見ぬもの、焦がれるもの、を
表していきたい、と思っています。
コロナで動物園にもしばらく行ってないですが
そろそろ彼らに会いに行ってみたいなあ。
そのうち この鉛筆一気描きシリーズで他の動物もやろうと思います。